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世界を変革するのは若者だ

 先週末の土曜日は、某NPO法人の総会に出席する為、東京へ行って来た。

 昨今は色々と問題が多発しており、更に取り巻く環境も急速に変化している事から、話し合わなけれなならない議題は山積みで、しかも何れもが答えが出そうに無いものばかりなので、いつも以上に時間を食った割には、話が殆んど纏まらない会合だった。
 今回、新たにオブザーバーとして参加して頂いた、若手のTさん、Uさん、Yさんにも、色々と報告頂いたり、率直に忌憚の無い意見を述べて頂いたが、会議中のみならず、昼食時や終了後も彼等の話を聞いて、新しいNPOの未来が垣間見えた気がした。

 この某NPOも、御多分に洩れず理事の高齢化が進み、50歳を超える理事が大半を占める。時代が恐ろしいスピードで変化して行く中、古い頭ではもうどうにもならない時期が来ている。兎角老人は頭でばかり考えて、なかなか行動に移せない事が多く(そうで無い人も居るが)、またネット社会にも全く付いて行けず、新しいコミュニケーションツールやサービス、コンテンツをどう利用して良いのかも殆んど理解出来ていない。こう言った状況が長く続いて行けば、世の中の流れに付いて行けずに、取り残されてしまうだろう。勿論、ベテランは不要と言っている訳では無い。知識や経験は豊富であるし、人脈も幅広いので、大いに利用すれば良いと思う。
 今後は、若者が中心となって考え、意見を取り纏めて、実践して行かなければならないと、今まで以上に強く感じた1日だった。

 関西からは、マメオ先生と私と言う、50歳をとうに超えた老人2人が行っているが、このままではジリ貧なので、可能な限り早く若返りを図りたい。NPOの活動に少しでも興味があり、次回理事会への見学を希望する若者が居られれば、遠慮無く声を上げて欲しい。
by kakera365 | 2019-06-17 22:35 | Soliloquy | Comments(0)

読んでみませんか〜その五

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 ニコラス・オコネル著「ビヨンド・リスク」
 本書は20年以上前に出版された作品で、当時は何故か買いそびれていたのだが、昨年文庫版が出たので買って読んでみた。

 内容は副題「世界のクライマー17人が語る冒険の思想」の通り、様々な年代、ジャンルのスーパークライマーについて、各人の著書等からの短い引用、簡単な略歴等の紹介文に続き、インタビューと言う構成で書かれたもので、何れも非常に内容が濃く興味深いが、中でも個人的に非常に共感を覚えたのが、アルパインクライマーのヴォイティク・クルティカだった。
 思想はやや宗教的であり、登山は肉体的、精神的に成長する為の貴重な手段で、クルティカは「山の道(タオ)」と呼んでいる。彼はパートナーシップを大切にし、好きな人と登っていれば大きな危険でも冒す気になると語り、また、心奪われるラインとは、冒険的である事と審美的に美しいものだと言う。
 更に、クライミングで命を危険に晒すと、より充実した生き方が出来る、クライミングとは自分自身と周りの自然について、至上の真実を発見出来る活動とも言っている。
 特に感銘を受けたのは、シャウアーと登ったガッシャブルムⅣ峰西壁の話で、頂上を逃した件についても、改めて思い返すと、たまに敗北するのもとても大切だと語っている事だ。

 その他では、ウォルフガング・ギュリッヒが言う「自然なライン、人為的で無い、抜けるにはこれしか無いと言うラインに魅力を感じる。」や「友情を大切にし、低いグレードしか登れなくても、結果に満足する事が大事。」との意見にも共感するし、成功したネームレスタワーより、その前に失敗したグレート・トランゴのノルウェー・ピラーで得られた経験の方が大きいとの考えも、クルティカに共通する部分を感じた。
 また、ピーター・クロフトも、過去を尊重しつつも革新的なクライミングを実践して行く事の大切さ、クライミングはグレートでは無く冒険性、そして最後にはやはり、楽しむ事が全てだと語っている。


 この本を読んで改めて思った事は、クライミングをする上で、先ず楽しむ事が必要条件である事。そして、その人にとって一歩でも冒険して行くと言う事が十分条件であると言う事だ。
by kakera365 | 2019-05-31 23:31 | Soliloquy | Comments(0)

新しい時代

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 令和元年がスタートした。

 思えば「平成」は私の人生そのものだった。
 平成の始まりと共にクライミングを始め、平成5年に就職して神戸に戻って来た。そして、平成7年に阪神大震災を経験し、翌々年に結婚。その後、平成11、14、19年に子供を授かり今日に至っている。
 その前の「昭和」は、良く言えば青春時代。世の中の事を何も知らず、親の庇護を受けながら、自由勝手に過ごした時代だった。無責任な立場だったからなのか、昭和と言う時代には殊の外愛着がある。何もかも便利になってしまった今よりも、結構不便なあの頃に戻りたいと言う気持ちは今も強い。何もかもがアバウトで緩かった事も、匿名の正義が幅を利かせて堅苦しい現在より楽だった。まぁ、只のノスタルジーなのかも知れないが・・・・・

 「令和」がどんな時代になるのか分からないが、明るく、活気があり、そして兎に角平和であって欲しいと願う。
by kakera365 | 2019-05-01 00:00 | Soliloquy | Comments(0)

読んでみませんか〜その四

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 2014年のその三から、随分間が開いてしまったが、オススメ本を紹介するこのコーナー、今回は角幡唯介の「極夜行」です。

 最初に読んだ角幡氏の著書は「空白の五マイル」だった。若い頃ニュースステーション等で見た、大谷映芳氏が撮影したツァンポー川の奥深さにそそられた私は、この本を相当の興味を持って読んだ。そこには、想像に違わないツァンポー川の深淵が詳細に記載されており、予想以上に面白かった。その後も「雪男は向こうからやって来た」「アグルーカの行方」「漂流」と続けて読んだが、冒険とはやや違った角度からの作で、此方は若干の物足りなさを感じた。これについては、角幡氏本人も同じ思いを抱いていた様だ。

 そして、今回の「極夜行」。地理的秘境が殆んど無くなった現在に、新たな切り口で冒険を再定義し、それを確認すべく「極夜」へと向かう。白夜が一日中明るいものであるのに対し、極夜は一日中暗いものだと思っていたが、良く良く考えると夜には月がある訳で、私の経験からも満月前後であれば、かなり明るいと思われる。しかし、新月近くは真の闇に包まれる。想像を絶する暗闇。その状況を考えるだけでも恐怖に慄く。そんな場に身を置かれたら、私なら発狂するかも知れない。
 そんな常識を超えた世界の奥に、更なる景色を見出す感動。そして、極夜を終わらせる最初の太陽を、胎内から産道を通って生れ出る赤子に準え、自らの中にも新たな世界を開く。ワイドクラックに魅せられた者達が語る、胎内回帰願望に近いものを感じた。
 更に、冒険は人跡未踏の未知の場所にのみにある訳では無く、既知の場所であっても深くアプローチする事で新たな冒険が生まれるとの考察。これは、登山に於けるバリエーションや厳冬期の登攀等に近い考え方だ。

 この作品は、冒険の書としてとても興味深いものであり、また色々と考えさせられる作品だ。それに、次々と起こる想定外のアクシデントにページが進み、読み物としても一級品だ。笑いあり、涙あり、感動ありの、角幡唯介渾身の名著だと思う。


 そしてこれは、愛犬ウヤミリックの命を賭けた冒険譚でもある。
by kakera365 | 2018-04-20 22:06 | Soliloquy | Comments(0)

うんこ

 瑞穂が夏休みの自主勉強用に買った、今話題沸騰中の漢字ドリル。
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 表紙からして、かなりシュールです( ゚д゚)

 子供にとっては永遠のアイドル的存在の「うんこ」を主題に持って来るとは、製作会社のヤル気と冒険心をヒシヒシと感じさせる。
 しかし、表紙なんぞはまだまだ序の口で、中身はもっと濃ゆい。
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 無理矢理感が半端無い。

 子供さんの居られない方には、漢字ドリルなんぞは不要かも知れませぬが、問題を読むだけでも十分に楽しめます。

 って事で、これは買いですね(´・Д・)」
by kakera365 | 2017-07-28 23:43 | Soliloquy | Comments(0)

CLARITY

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 トヨタの「MIRAI」に次いで、我が社に導入された燃料電池自動車、ホンダの「CLARITY」。

 エクステリアは如何にもホンダってデザインで、テールランプがNSXと共用?なのか、形が良く似てました。インテリアは革張りのシートだし、木目調パネルが付いてたりして、なかなか品があります。室内空間も「MIRAI」より広目で、5人乗りなのも良いですね。
 走りの方も、電気自動車らしく加速も抜群で、キビキビしてて好印象(*^ー^)ノ

 ま、700万円超えててイマイチだったら話しにならないけど。

by kakera365 | 2017-03-17 16:34 | Soliloquy | Comments(0)

来年も宜しくお願いします

 今年も残り僅かとなりました。

 振り返れば、今年は何時も以上に、多くの友人、知人にお世話になり、本当に楽しい時間を過ごす事が出来ました。また、新たに出会った人達との交流を通して、改めて人と人との繋がりの大切さを感じました。「人は独りでは生きて行けない」と言う言葉の本当の意味を、この歳になって漸く理解出来た様に思います。
 これからも家族を筆頭に、多くの皆さんのお世話になりながら、人生を楽しんで行こうと思いますので、お相手の程宜しくお願い申し上げます。

 なお、年末年始の行動については、改めて新年にブログで報告させて頂きます。

 それでは皆様、良いお年をお迎え下さいヾ(´ー`)ノ
by kakera365 | 2016-12-31 17:00 | Soliloquy | Comments(0)

知命

 「子曰、吾十有五而志於学。三十而立。四十而不惑。五十而知天命。六十而耳順。七十而従心所欲、不踰矩。」

 丁度10年前、不惑となった時に書いた「論語」為政の一節。
 あれから、あっと言う間に10年の時が過ぎ、とうとう「知命」となった。「知命」とは「天命(天から与えられた使命)を知る」と言う意味らしいが、自分の天命など知る由も無い。
 一つの生命体としては、3人の子を成した時点で充分に使命を全うしている訳で、後は人としての使命を果たすだけなのだが、その使命が何なのか考えてみても、今一つピンと来るものが浮かばない。
 ただ、今年は特に色々な人達にお世話になりながら、クライミングを楽しんで来れた事もあり、多くの友人達に感謝すると共に、改めて自分は人が好きなんだと再認識した。
 自分自身は大した人間では無いが、友人達の信念を込めた素晴らしいクライミングを、成長途上の人達に伝えて行く事が、自分の天命では無いかと思う。


 ま、自分の天命はどうあれ、今日は誕生日なので、相方にプレゼントを買って貰いました。
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 使う日が来るのでしょうか?

 これからも多くの人と出会い、お互いを高め合える様な関係を築いて、交友関係を密にして行ければ良いなと思います。
by kakera365 | 2016-12-26 23:24 | Soliloquy | Comments(0)

夏の家族旅行-番外編

 鳥取へ家族旅行へ行ったのだが、クライマーの性なのか、何処へ行っても目に入って来るのはやっぱり岩だった。

 浦富海岸は結構ボロい岩だったが、スケールは素晴らしい。
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 美しいワイドクラック。挟まれて悶絶してみたいo(≧▽≦)o

 鳥取と言えば私の第二の故郷。そして、クライミングを始めた場所。
 生まれて初めて、クライミングシューズを履いて登った岩が、この「一つ岩」。
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 真ん中の「ルージュ」って課題が、私の初めてのライン。簡単だけど高くて怖かった。でも、岩の天辺に立った時の興奮と感動は今でも思い出せる。

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 右のカンテラインを登る「よいしょ」は、当時では珍しいヒール&トーフックを使う、斬新なライン。そして、左のライン「トライアングル」はかなり打ち込んで、神戸に帰って来てからも諦めずにトライしに行った好課題。
 最近は高難度課題も増えてるらしいけど、簡単な課題でも人それぞれに、心に残って行くもんですね。

 2日目に行った三徳山は、投入堂以外にも石灰岩のドッ被り壁にお堂が建てられています。
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 お堂さえ無ければ・・・

 基本的に夏場は岩登りしてないのですが、岩を見るとやっぱり無性に登りたくなります。
 ボチボチ秋に向けて気持ち上げて行こうかな(=゚ω゚)ノ
by kakera365 | 2016-08-25 23:59 | Soliloquy | Comments(0)

沢いろいろ

 先日の沢登りで色々見た物を御紹介。

 神崎川は花崗岩の沢なので、兎に角白い岩肌に透き通った水が綺麗。
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 I Love Granite!

 でも、綺麗なだけの沢ではありませんでした。
 我々3人がノーロープでテクテク上がった滝の上には、こんな物が・・・
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 ピッカピカのハンガーボルト。

 更に進むと、今度は残置ロープが。
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 持たない方が安全ですね。って言うか何故ここに必要?

 自然を満喫する為に沢に来ているのに、無粋な人工物に出逢ってしまうのは至極残念です。
 とは言え、やはり自然もイッパイでした。
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 イワタバコが咲いてました。

 植物だけじゃ無く、動物とも出会えました。
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 アカハライモリを集めてみました。

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 カジカガエルちゃんも居ました。

 山に分け入る以上ノーインパクトは不可能ですが、出来る限りローインパクトを心掛けて、自然を大切にして行きたいです。
by kakera365 | 2016-07-26 21:56 | Soliloquy | Comments(0)