懐かしい名前

 ROCK&SNOW042の[Chronicle]を読んでると、懐かしい名前が出てた。
 ま、懐かしいと言っても別に顔見知りでは無いのだが、誰かと言うと、[NEPAL]のアンナプルナ1峰(8091m)に挑んだスイス隊の隊長のジャン・トロワイエ。
 トロワイエと言えば、1986年にエアハルト・ロレタンとエベレスト北壁を39時間で登攀すると言う、当時では考えられないスピード登攀を成し遂げている。ま、この記録は凄い事は凄いが、それよりももっと凄いのが、同ルートを3時間半で下降したと言う、嘘の様な話。しかも、これまた嘘臭い話だが、彼らはこのエベレスト北壁をグリセードで下ったと言うのだ。
 実際にエベレスト北壁でグリセード出来るかどうかは置いといても、転倒->滑落->死亡と言うプレッシャーの中で、そんな事が出来ると言うのが、スーパークライマーの証なのか。

 そんなスーパークライマーのトロワイエも61歳らしいが、去年もバルトロの8,000m峰4座を狙ってガッシャーの1・2峰に登る等、頗る元気らしい。
 20歳も年下の私が「もう歳だから」とか「体が付いて来ない」等と弱音を吐くのは許されそうも無い。
by kakera365 | 2008-12-19 22:45 | クライミング | Comments(0)
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