中嶋徹トークイベント

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 先週、akoさんから「金曜日に中嶋徹のトークイベントが京都であるけど行かない?」とお誘いがあった。たまたま一緒に行く予定の方が行けなくなったとの事で、こんな機会は滅多に無いので、有り難く参加させて頂く事にした。

 「ACT on REASON 」と題された称名滝フリーソロの記録。映像はYouTubeでもスクリーンでも何度か見たが、何時見ても緊張で手に汗が滲んで来る。本当に美しく、素晴らしい登攀だ。
 上映後に、この挑戦の動機から、登攀に臨むに当たっての心の揺れ、登攀中の心境、終わった後の気持ちまで、徹君本人がタップリと語ってくれた。

 私は、彼が小学生の頃に小川山で、お父さんの岳志さん、お兄さんの渉君と登っているのを見た事があり、小さな身体で執拗にランジを繰り返す姿は、私の脳裏に強烈なインパクトを残した。その後も何度か岩場で見掛けたり、雑誌やネットで記録を読み、彼の成長を見て来たが、高校生の時に単身イギリスに渡り繰り広げた、トラッドでの快進撃は衝撃的だった(この辺りはロクスノ46号に詳しい)。
 今回話を聞いて、本人もあの時の登りが一つの完成形だったらしく、その後数々の記録を打ち立てているものの、あの登りを超える為にかなり踠いて来た様だった。
 そして今回の登攀は、当時の「BLACK OUT」を漸く超える事が出来た、大満足の登攀だったそうだ。

 トーク終了後、質問タイムがあったので、小さい頃から現在まで、クライミングに対するモチベーションについて聞いた。子供の頃は岳志さんに褒められる為、また渉君に追い付く為に登っていたが、ある時から困難を克服する過程や、純粋に岩を登る楽しさに目覚めて行ったとの事。
 また、ここ数年沢登りと言う新たなジャンルに足を踏み入れたが、今後兄の渉君の様に、ヒマラヤにも挑戦したりするのか?と聞いてみたら、今直ぐとは行かないが、一度はやってみたいとの事だった。
 カラコルムやパタゴニア、バフィン島のビッグウォールなんかが、彼の実力を発揮出来る場所だろうか。

 私が尊敬するクライマーとは、ただ強いのでは無く、自らの信念を貫くクライマー、そして夢を見させてくれるクライマーだ。徹君は何度も私に夢の様な世界を見せてくれた。それを見て、私も少しでも近付ける様に、ちょっとだけ勇気を出して、一歩を踏み出す(流石にフリーソロは遠慮させて貰うけど)。
 これからも一人のファンとして応援して行くので、大胆で、美しく、スケールの大きな登りで、多くのクライマーに夢を見させ続けて欲しい。


P.S.
 勿論、私はミーハーなんで、3ショット頂きましたよヽ(*^ω^*)ノ
by kakera365 | 2019-12-16 21:31 | クライミング | Comments(0)
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