日曜日はメンツの調整が上手く行かず、一人でクライミングに行く事になったので、北山公園に行こうか、それともプライベートエリアに行こうか悩んだが、北山は未だ暑そうだし、独り静かに打ち込むのも良いかと思い、とある岩に行く事にしました。
行きしなにコンビニで籤を引いたら、レッドブルが当たったので、これは良い予感がするなと思いながら岩場へ向かう。実はこのエリアには、全く手を着けていないスラブがあり、今回はその岩に1本でもラインが引ければ良いなと思ってました。 岩場に着いたら、取り敢えずメインの岩でアップしようと、一番簡単なラインを登り、下降路のチムニーをTスタックで降りながら、ふと左を見ると・・・・・ ブンブンと威嚇して来るスズメバチ。転げ落ちる様にチムニーから飛び出し、山道をダッシュで逃げるが、執拗に追い掛けて来る。走りながら必死で振り払うが、首の後ろをプスっとやられてしまった。 何とか追跡を逃れ、座り込んで呼吸を整える。アナフィラキシーが心配だが、暫くしても特に何も起きず、刺された所がちょっとピリッとするだけ。アレルギーが全く無い体質なので、どうやら大丈夫な様だ。それにしても、不注意とは言えチムニーに入るまで、全く巣の存在に気が付かなかった。蜂も怖いが、間抜けな自分が恐ろしい。 荷物を岩の基部に置いて来たので、再びスズメバチの飛び回る岩に恐る恐る近付いて行き、命懸けで写真も撮ってダッシュで逃げる。 目的の手付かずのスラブは少し離れた所にあるので、そこへ行って一旦落ち着く。どうやら、蜂もここ迄は来なさそうだ。 取り敢えず一番弱点と思しき、ド真ん中から左上する逆バンドから探る。 スタートこそ何とか出来たものの、岩の表面が風化してザラザラな上に、フットホールドが無さ過ぎて、全くムーヴを組み立てられない。 何度も修正してトライするものの全く進まないので、ターゲットをカンテラインに変更する。 トライする事十数便。最後はジャミングまで駆使し、左面に出て何とかトップアウト。課題名は蜂に肖って「スティンガー」とする。グレードは2〜3級かな。 取り敢えず目標のスラブにラインを1本引けたので、再び左上ラインで軽くムーヴを探ってから撤収。のっけから酷い目に逢いましたが、まぁ新課題が出来たので、それなりに満足しました。それにしても、この季節は本当に要注意ですね。
by kakera365
| 2019-10-27 22:13
| クライミング
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