自分の無知を棚に上げて申し訳無いが、若菜雄と言うクライマーを全く知らなかった。これ程までにボールドなクライミングにドップリと浸かり、痛い思いをしながらも決して心折れる事無く、自分の求めるクライミングに邁進している。また凄いクライマーが現れた。 そして、これだけクライマーの心を揺さぶる課題を,幾つも初登している室井登喜男は本当に凄いと改めて思う。 大藪君の七面山南壁「Long Hope」も、若いクライマーの熱い情熱を余す事無く書き出していて、汗臭い泥臭い開拓とは対照的に、爽やかな風を感じさせる好文章。 黒ヒゲこと増本さんの連載も、ページ数は4頁だが、スケールの大きなルートが、カラー写真でドドンと掲載され、トラッドファンには堪らなく、今後も楽しみだ。 また今回は、アルパインの記事も充実しており、レイノルズによるフィッツロイのフリーソロ、そしてゴロフチェンコとニロフによるジャヌー東壁とも、充実の登攀で読み応えがある。一時期は絶滅危惧種とまで言われたアルパインクライミングも、フリークライミングの発展と共に、新しい時代に入りつつあるのを感じさせる。 ただ、ハウズピークでのロスケリー、アウアー、ラマと言う、今をときめくスーパークライマー3人の事故だけが、本当に残念でならない。 毎号買い続けているロクスノだが、これからもこの調子で、スポートに偏り過ぎず、幅広く情報を提供して頂きたい。
by kakera365
| 2019-06-22 15:16
| クライミング
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