教導登攀者

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 先日、ジャンボさんと話した時に、「Coyote」と言う雑誌を薦められたので、買って読んでみた。

 メインは山野井泰史の手記やインタビューで、ジャンボさんもパタゴニア遠征の記事を書いている。他にも、アレックス・オノルドや服部文祥、石川直樹等、多くのクライマーや登山家が文章を寄せている。
 彼等の文章やインタビューを読んでいると、登攀レベルが高いのは当然だが、それ以前に純粋に山やクライミングが好きなんだと言う事が、素直に伝わって来る。どんなクライミングをしていても、登攀そのものを楽しめるかどうかと言う事が、彼等の一番大切にしている所なのだと。
 翻って自分を振り返ってみると、「クライミングを楽しんでいるか?」と問われれば「ノー」とは言わないが、一つの課題に打ち込む訳でも無く、目標に向けてトレーニングする訳でも無く、スタイルを貫く訳でも無く、フラフラと色んなジャンルのクライミングを摘まみ食いしながら、年がら年中ダラダラと大したレベルでも無いクライミングを続けている。
 勿論、それが良いとはこれっぽっちも思っていないので、時にはネジを巻き直して、自分に喝を入れる事もあるが、そのキッカケになるのが、この様な雑誌やテレビで見るスーパークライマーの登攀なのだ。

 私にとって彼等は、「教え、導く者」である。

 そんなスーパークライマーの中でも特に、直接登りを見たり、会話を交わす事の出来るとっき〜やジャンボさん達は、ダメダメに成り勝ちな自分のクライミングを軌道修正してくれる、大切な友人だ。彼等と話しをしていると、本当に色々と勉強になる。彼等は「家庭を大切にし、好きなクライミングをしているだけだ」と言うが、それで第一線で活躍するクライミングを続けていると言う事は、本当に純粋に岩登りが大大大好きなんだろう。
 そして、彼等以上に私にモチベーションを与えてくれるのは、もっと身近で一途にクライミングを楽しむ仲間達だ。グレードが幾らだとか、課題が未登かどうかとか、スタイルがどうだとか言う前に、純粋に登ると言う行為を楽しむ人達が、私の周りにはたくさん居てくれる。そんな一途な人達を見ていると嬉しくなる反面、自分の中途半端さが炙り出される様で、恥ずかしくも気を引き締められる。

 なかなか上達しなかったり、怪我に悩むクライマーも多いが、そんな時は色んなクライマーと交流し、話しをしてみる事をオススメする。登りを見たり、話しを聞いている内に、新しい何かを発見出来るかも知れないし、クライミングの楽しみ方が変わるかも知れない。

 私はこれからも、多くのクライマーと時間を共有し、教えられ、導かれて、楽しく登り続けたいと思う。結局最後は、楽しんだ人の勝ちなんだから。



P.S.
 後ろの「ROCK&SNOW081」は、写真を提供したので送られて来たもの。ボルダー課題の笠置と北山公園の課題、写ってるのは貴方かも!?
by kakera365 | 2018-09-21 23:54 | クライミング | Comments(2)
Commented by tosiya takagi at 2018-09-22 08:06 x
コヨーテ読みました!僕は山野井さんが大好きなのでガッツリ読ませていただきました。
というかジャンボさんとお知り合いとか人脈が凄すぎます…
僕も最近、自分のヤマやクライミングのことをよく考えます。またいろいろお話したり、クライミングを教えて戴きたいです!!
※ロクスノも見ました〜(笑)
Commented by kakera365 at 2018-09-22 23:50
 たかさんも読まれたんですね。
 良いクライマーの話しは、本当に勉強になります。同じ事は到底出来ませんが、スピリットだけは、少しでも近付ける様に頑張りたいですよね。

 私は下手糞なんで教えたりは出来ませんが、また山とかクライミングの話ししましょう(=゚ω゚)ノ
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