夏は止められない

 日曜日は、とっし~先生と比良の八池谷(八淵ノ滝)へ沢登りに行きました。
 ず〜っと前から行ってみたいと思いつつも、ゴミが多いとか聞いてたので後回しになっていたこの沢。とっし〜先生からのお誘いに6つ候補を挙げたら、二つ返事で八池谷を指名して来たので、有無を言わさず決定。

 ガリバー旅行村に車を止め、林道をテクテク歩く。途中沢に降りる道を間違えて、大分下流に行って仕舞うが、適当に登ってから入渓。
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 先ずは浸かる。

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 そして泳ぐ。

 思った以上に水も綺麗で、水温も適度に冷たくて気持ち良い。沢全体も花崗岩で白く明るくて申し分無し。そして、出て来る滝が適度な高さで、ホールドも良い感じに有って、兎に角登り捲れるのが最高!
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 「泳いで、取り付いて、登る」の繰り返し\(≧▽≦)ノ

 暫く登ると大摺鉢に到着。ここには有名な八徳岩があります。ガイドブックや多くの方が、隷書で「八淵」と書いてあるとしていますが、どう見ても金文か篆書ですね。然も「八淵」では無く、岩の名前通り「八徳」が裏返しで刻まれてます。要は篆刻(ハンコ)ですね。何でこうなってるのか良く分かりませんが、徳が得られそうなので、岩の上で座禅を組んで見ました。
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 煩悩だらけで救い様が無いらしいです(。-_-。)

 少し進むと屏風滝に到着。殆んど全てのパーティが巻いてるけど、何だか行けそうなんで突っ込んでみたら、アッサリ登れました。
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 ステミングを駆使して登ります。

 気持ち良く登れて、良い気分で上がって行くと、釜を持つ滝が現れる。左岸壁が登れそうなんで取り付くが、ヌメヌメでフットも悪くフリーで登れず、苦渋の選択で鎧を出す。
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 悔しいけど仕方無い(>_<)

 乗っ越すと、この沢一番の貴船ノ滝(30m)が目の前に。これも左岸が登れるかも知れないけど、時間が幾ら有っても足りないので、巻いて先へ進む。

 お昼御飯を食べてから、更に上流へ向かうと、10m滝がお出迎え。パッと見巻きしか無さそうに見えるけど、良〜く覗いて見ると、奥に穴があって抜けられる。良いライン発見です。
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 トンネルライン。

 その後も良いサイズの滝が次々と現れて楽しさは尽きない。登る滝だけじゃ無くて、観賞に適した物もありました。
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 勝手に命名「侘び寂びの滝」。

 いよいよ遡行も終わりが近付いて、最後に良い感じのスラブ滝が出て来たので、折角なのでトライ。1回目はガバ取り前にスリップして滝壺にドボン。2回目はガバ取りに成功した瞬間にスリップしてギリギリ登れました(´Д` )
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 上の縦ホールドの辺りからドボンします。

 ラストの滝も滝身をトライしましたが、抜けが悪く、とっし〜先生のヘルプを頂いて遡行終了。後は登山道を下って行くだけですが、何故か2人共転け捲り、私は1回前転まですると言うダレ具合。体力無いわ〜(つД`)ノ
 締めは比良とぴあの温泉で汗を流し、ビール(私はノンアル)で乾杯した後、何時もの湖西道路の渋滞に巻き込まれながら帰りました。


 メジャー沢の八池谷。パーティも多かったけど、概ね静かに登れたし、予想以上に水も岩も綺麗し、何と言っても貴船ノ滝以外は殆んど直登し、水線通しで行けたので大満足の遡行でした。


 これだから沢は止められませんねぇ(=゚ω゚)ノ
by kakera365 | 2018-07-24 23:59 | クライミング | Comments(0)
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