筍を食べ終わったら、家に帰ってそそくさと荷物を担いでコウモリ谷に向かう。
随分前からルートがしたくて、マメオさんにお願いしてたのだが、雨やら何やらで流れ流れて今日になってしまったのだ。直近でルートをしたのは、確か一年半前の大堂海岸。正直、一寸って言うか可也心配だが、やらなければ何も始まらないのだ。 大した距離でも無いのに、アプローチで汗だくになりながら何とか岩場に到着。丁度目の前で、リード君が「旅路(5.13a!)」にトライされていた。すげ~っ!!! 私は一年半もロープを結んで無く、流石に自信が無いので、5.9のルートを希望するが、マメオさんは「そんなもんは無い!」と冷たく一蹴。結局「哲学の道(5.10c)」からのスタートとなる。厳しい~!!!。 取り敢えず、ハーネス付けてヌンチャクぶら下げて、ロープを結びました。8の字結びは忘れて無かった。 登り始めても、取り敢えずヌンチャク掛けとクリップは忘れず出来たので、補助的な部分は問題無かったけど、肝心のクライミングの方は酷かった。何せホールドが全く見えて無い。過去に登った事があるラインとは言え、完全にオンサイト状態な上に、ホールドが見えて無いので、持てるホールドで強引なムーヴの連発。それでも、まぁ何とか無事に完登。ホッとしました。 続いては「エネマ(5.10d)」。こいつは「パインヒル(5.10c)」のバリエーションラインですが、下部は普通の人は絶対しないらしいムーヴで無理矢理突破。 中間部で十分レストして上部の核心へ突っ込むが、ヒールフックして出した右手が甘い。それっぽいホールドを保持するが、これでヒールを外したら吹っ飛んでしまう。一旦戻ってシェイクして、再度核心に向かうが、結局同じムーヴになって撃沈。マメオさんにホールドを確認したら、さっきのカチだそうで、これだとヒールフックは大間違い。結局、足入れ替えでカウンターっぽく取りに行って終了点へ。う~ん、馬鹿過ぎるぅ。 最後に、「アパガード(5.10a)」にトライする。5.10aとは言えクラック沿いに登るので、なかなか渋いムーヴを要求される。 順調にロープを伸ばし、最終ピン手前の核心へ。ここは、さっきのエネマより全然簡単だと思ったけど、意に反して指が開いて来る。あれれ~、ボルダラーの悲しき定め。ムーヴを起こす暇も無くフォール。弱過ぎるぅ。 何とか予定の3本をクリアして、後はツヨツヨ御二方の見学会。 久し振りのリードでしたが、まぁ思ったよりも登れて良かったです。 グレード的にはショボイのですが、自分が想像していたより高さも気にならず、レストも出来たし、核心で何度も戻ってシェイクしてムーヴを変える事が出来たのは、自分でもちょっと驚きでした。 ただ、人工壁とボルダーばかりやってる所為か、ホールドを探すのが下手過ぎる。しかも、多少悪くても持てちゃうので、強引にムーヴを起こして突破してしまう。で、最後にパンプして撃沈って、分かりやすいパターンに嵌まってました。 これから段々岩の状態が悪くなって行きますが、暫くはルートを頑張って見ようかと思います。
by kakera365
| 2011-06-21 22:29
| クライミング
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