本日、北山公園へ行ってショーギ岩の状況を確認して来ました。
結論から先に言うと、明らかに意図的にスタンスが削られていました。チッピングが確認出来たスタンスは全部で4箇所。ワイヤーブラシ等では無く、金ヤスリの様なもので摩耗した表面を削った様な感じでした。 ノーマルとスペシャルのスタートスタンスは、全体的に削れており、明らかにフリクションが良くなっていますが、左側はまだツルツルした部分も残っていました。 中央の部分は、私はムーブで使う事は無いのですが、小さくゴリッと削られてました。 一番影響が大きいと思われるのは、スペシャルやスーパーで右足を載せる部分で、ここはかなり広い面積が削られていました。私がスペシャルで使っていた結晶も無くなっており、正直、ここまでやると逆に登り難くなるんじゃ無いかと思った位です。 あくまでも想像ですが、削られた部分を見た限りでは、恐らく、スペシャルを登る為に行ったのでは無いかと思われます。 最終的な結論としては、今回のチッピングが課題に与える影響は軽微であると言えるでしょう。少なくともムーヴやグレード等が変わったりする事は無さそうです。影響が少なかった事は不幸中の幸いです。 子供と一緒に行ったので、その他は一部の岩しか見る事は出来ませんでしたが、パチンコ岩、初級スラブ、エレファントノーズ(ガンフォー、サーティー、ペロー等を含む)にはチッピングは確認出来ませんでした。 今回の行為は、登攀を目的としている事は明らかで、課題の破壊等を目的としたものでは無い様です。また、実行者が北山ローカルルールを知っているかどうかは分かりません。だからと言って、この行為を我々ローカルは受け入れる事は出来ません。しかし、北山ローカルルールが依然として浸透していない事は、我々ローカルの力不足であり、この様な事が起こった事をクライマーの皆様に謝罪しなければならないと思います。 我々北山ローカルクライマーは、今後ともルールとマナーを積極的に啓発し、クライマー全体に浸透する様に努力して行きますので、皆様の御協力宜しくお願いします。
by kakera365
| 2009-09-12 22:42
| クライミング
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Comments(7)
大した事は無くて善かったです・・・しかし、登りやすくする為課題に手を加えるって、最悪のやり方だと僕は思います。
本気でトライしている人が見たら、きっと落胆するでしょうね。
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やまかし
at 2009-09-14 13:04
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自分が登るために岩を削る。という考え方に理解や納得は出来ません。何故自分を鍛えるという方法をとらないのか不思議で仕方有りません。
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yukio
at 2009-09-14 13:35
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悲しい事件ですね。
登れなかった課題が、打ち込んで登れるようになったときの達成感がすばらしいのに、登れないからって岩を削るという感覚が全く理解できません。
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もーりん
at 2009-09-14 21:16
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誰と競うわけでもない、自己満足のために登っているのに!インチキして自分を納得させられる人がいるなんて事が信じられません!
そんな人にはショーギを未来への遺産とか、後世に残す課題とかいった認識はないのでしょうね。悲しい・・・
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BOTCHmen at 2009-09-14 22:29
あらら・・・最悪ですねぇ。
岩削る前に己を磨け! ショーギ岩は自分にとっては思い入れのある岩だけにかなりショック。 あの滑るスタンスを攻略した時の感激は未だ忘れません。 そんな感情が無いんですかねぇ? 九州でも色んな所でチッピング、グルーイングを最近目にします。 そんな事する人のクライミング感ってなんなんでしょうか? ただそこを登れれば良いって事?意味不明です・・・
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高校生
at 2009-09-14 22:53
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本当にこのようなことが起こるとは…残念でなりません。
クライミングをしているのならチッピングはいけないこととご存じだとは 思うのですが。 最悪エリアの閉鎖も考えられるこのような重大な行為を許すことはできません。
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climbworks at 2009-09-17 23:30
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