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大堂海岸ツアー3日目

 ツアー最終日は、再びモンキーエリアで登る。

 この日は、ツアーの目標にしていた「ぐいの実クラック」「モンキー・ルーフ」「ビッグ・ウェーブ」「セイシ・クラック」の4本の内、残った2本にトライする。
 「ターン・クラック」でアップした後、どう見ても苦手系の「セイシ・クラック」に気合いを入れてトライ開始。
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 トンビも応援してくれてます。

 第1核心のトラバースで2回も引き返した後、何とか無事通過して上部へ。第2核心のハング越えで一度突っ込むも、パンプして来たので一旦引き返して穴の中でレスト。
 パンプの具合から、どう考えても一発勝負。意を決してハングから顔を出し、ジャムを決めに行くが、微妙にフィストが決まらず、アームバー擬きで捥がきながら身体を引き上げ、悶絶しながらもテラスのガバを掴む。
 が、パンプMAXで身体が上がらない。最高に不細工なアザラシマントルでテラスに這い上がり、決死のオンサイト成功。

 私が登り終えた頃、うめちゃんは「スーパー・クラック」にトライしていた。
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 うめちゃん頑張ってます。

 奮闘の末にオンサイトした嬉しさにギア回収を忘れたので、よこちゃんをプリプロで登らせてピンクポイントにさせてしまった。
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 私の苦労を余所にサックリ完登。

 うめちゃんは途中でテンションが入ってしまったが、まっちゃんは流石の登りで「スーパー・クラック」を撃破。
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 まっちゃんやるがな。

 よこちゃんはツアーの締めに「胎内クラック」にトライして、サクッとオンサイト。
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 もう完全なトラッドクライマーやな。

 ツアーの成功を祝福するかの様に、ハヤブサが現れて上空を旋回してくれた。
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 カッコイイです。

 締めは「ビッグ・ウェーブ」。
 グレードは「セイシ・クラック」より上だが、全く危なげなくオンサイトに成功して、ツアーを締め括った。
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 ニーロックがバチ効きだぜ!

 しぃちゃんにフォローで回収して貰い、無事ツアー終了。
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 フォローでも流石の登りです。

 アッと言う間に終わって仕舞った大堂海岸ツアー。
 当初の目標であった4本の課題を、全てオンサイトで完登と言う、超出来過ぎな結果で終える事が出来て、個人的には大大大満足でした。

 このツアーを企画してくれたうめちゃん、沖縄帰りで疲れてるのに現地案内をしてくれたしぃちゃん、ツアー中ずっと運転してくれたまっちゃん、後から後からフラッシングして尻を叩いてくれたよこちゃん、みんな本当にありがとう。

 やっぱ、クライミングは最高やね(=゚ω゚)b
by kakera365 | 2015-12-31 20:05 | クライミング | Comments(0)

大堂海岸ツアー2日目

 2日目は、潮の加減も良かったので、帰れずエリアで登る。

 イマイチ宜しく無いアプローチをガンガン進んでエリアに向かう。
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 アップダウンも結構あります。

 先ずは、綺麗なフレークが印象的な「南風」をオンサイトして、うめちゃんがフォローで登る。
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 フレークに跨るうめちゃん。

 続けてよこちゃんもトライして、フラッシングでサクッと完登。
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 見た目も内容も良い課題です。

 この日は他のパーティーが居らず、我々だけで静かに登れました。
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 のんびりマイペース。

 2本目は左隣の「イースター」をオンサイト。他の人も順番に登る。
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 この壁もスケールがあって良いです。

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 ジャミングの練習にも最適。

 ボチボチ良い時間になったので、まっちゃん熱望の「彫刻海岸」へ移動。
 クラック部やトラバース部分でテンションが入ってしまいましたが、折角なので核心もやって貰う。
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 熊ラーンジ!!!

 穴には届きましたが掛かりの悪い所で、残念ながら成功ならず。
 続いてよこちゃんもトライして、核心迄はノーテンで行くも、ランジで可也躊躇した挙句に失敗。回収の為、取り敢えずトップアウトして貰う。
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 苦笑い?

 この日の宿は、大月エコロジーキャンプ場のバンガロー風キャビンサイト。
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 当然飲み会です。

 前日よりはガッツリ飲んで、駄弁り捲ってから就寝。
 3日目に続く・・・
by kakera365 | 2015-12-30 22:43 | クライミング | Comments(0)

大堂海岸ツアー初日

 クリスマスの晩から、よこちゃん、まっちゃん、うめちゃんと4人で大堂海岸へトラッドツアーに行きました。私以外の3人は初大堂、私も2回目と言う事で期待と不安が入り交じるが、現地でしぃちゃんと合流するので心強い。
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 無限に続く岩波。

 初日は御多分に漏れず、モンキーエリアで登る。
 先ずは「ぐいの実クラック」に取り付き、何とかオンサイトで登る。続いてよこちゃんもフラッシング。
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 このスケールが最高です。

 他の3人は「ターン・クラック」でアップ。
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 オンサイトするうめちゃん。

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 しぃちゃんもサックリ登る。

 私は次のターゲット「モンキー・ルーフ」にトライして、これもオンサイトでゲット。よこちゃんもフラッシングで続いた。
 まっちゃん&うめちゃんも「ぐいの実クラック」を登る。
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 ムーヴが様になってますね。

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 兎に角壁が大きいです。

 最後によこちゃんが「スーパー・クラック」にトライして、見事にオンサイトで撃破。
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 よこちゃん絶好調。

 初日は軽めに登って引き上げる。
 ここは本当に岩も景色も素晴らしい。
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 セグロカモメ?

 この日の夜は、居酒屋&宿「幡多郷」さんでお泊まり。
 晩御飯は、地元で獲れた新鮮な魚の刺身に鍋、煮物等がタップリで、大満足。
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 どれも美味しい。

 夜間移動で睡眠不足なので、軽く宴会してから就寝。
 2日目に続く・・・
by kakera365 | 2015-12-29 22:30 | クライミング | Comments(0)

クリスマスパーティー

 今日はクリスマスイヴなので、家族でパーティー。

 相方が作った料理を、美雲がテーブルに運びます。
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 御手伝い中。

 チキンにローストビーフにスモークサーモン等々、豪華な料理がテーブルに並んだら、いよいよパーティーの始まりです。
 シャンメリーとスパークリングワインを開けて乾杯。盛り付けられた料理は、子供達の好きなものばかりなので、パクパク食べてました。
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 豪華料理に舌鼓(笑)。

 トリは勿論クリスマスケーキです。
 今年も瑞穂の希望でチョコレートケーキにしました。
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 早く食べようよ~。

 あっと言う間に終了して、後はサンタクロースのプレゼントに胸を躍らせながらお布団へ。
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 世界中の全ての人に「メリークリスマス!」。
by kakera365 | 2015-12-24 22:54 | 家族 | Comments(0)

クライミングはやっぱり冒険だ

 カメット南東壁初登攀でピオレドールを受賞した女性登山家、谷口けいさんが亡くなられた。同行者である佐々木大輔さん達による懸命の捜索も虚しく、黒岳頂上から700m下の雪の中から発見され還らぬ人となった。心から御冥福をお祈りします。

 ここ最近、クライミング界は色々と話題続出だ。
 ボルダーのチッピングやチョークの問題、フクベでのワイヤーブラシ使用等は置いとくとして、豊田での毎週の救急車出動、湯河原幕岩での死亡事故、スバリ岳での雪庇崩落?、そして大雪山での谷口さんの滑落と事故続発である。
 事故を起こすなと言いたいのでは無い。クライミングはそもそも、身長より高い所に登る時点で危険であり、事故は必ず起こるものである。落ちたら最低でも捻挫、骨折、そして最悪の場合は死亡する。だからこそ安全確保の為に、ロープを結んだりクラッシュパッドを使ったりするのだが、これらの用具は正しく使ってこそ安全が保たれる。不完全な知識で扱うと事故は起きるのは当然の事だが、キチンと技術を習得した人でも、ふとした気の緩みや勘違い、そして運悪く自然現象に巻き込まれたりして事故を起こしてしまう。
 そう考えると、クライミングはやはり冒険であり、絶対的な安全は有り得ないのだと分かる。現在は全国各地にジムが出来て愛好者も増え、オリンピック競技の候補にもなっているが、スポーツには成り得ないのでは無いかと思う事もある。他のスポーツで死亡事故が想定される競技など、殆んど皆無だから。

 スポートクライミングであっても、リード壁の上部から落ちたら簡単に死んでしまう。登攀者自身は勿論の事、指導者や監督も競技者のハーネスやロープの結び忘れ等が無いか、念入りに確認して欲しい。そして、岩場へ出掛ける人は、絶対の安全など無いのだと言う事をシッカリと心に留め、必要な技術を確実に習得し、自身の登攀技術とメンタルをコントロールして登って頂きたい。


 クライミングは常に危険と背中合わせの冒険だ。
 でも、だからこそ挑む価値がある。
by kakera365 | 2015-12-22 22:24 | クライミング | Comments(0)

笠置

 日曜日は、オカカマンと笠置へ。
 今週末からツアーも控えてるので、指皮温存の為、軽めに登る積りで行く。

 先ずは、何時もの様に「のっぺりカンテ」から触るが、案の定ド嵌まり。この課題は最早3級では無いと思うのは自分だけか?
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 一手も進んでません( ̄▽ ̄;)

 勇気ある撤退を選択して、上流へ移動。
 アップが全然出来てないので、「魔界マントル」をやって見るが、これもサッパリ出来ない。
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 オカカマンは取り敢えず張り付けた。

 十二分に身体は暖まったので、再び勇気ある撤退を選択して、それぞれの課題へ。
 オカカマンは「シオマネキ」、私は積年の宿題である「チャイルドスラブ」を触るが、全く出来るイメージが湧かない。
 気が付いたら、久々のsaka師匠が後ろに居た。
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 saka師匠&uno。

 オカカマンの方も、一向に手が出せる感触が湧いて来ないらしく、全然出来てなかった。
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 離陸は出来てるんですが・・・

 気分転換にバカボン岩へ行って、「親指君」&「豆餅」をするが、相変わらず「親指君」はサッパリ出来ない。正直、永遠に封印したくなる課題だ。逆に「豆餅」は結構良い感触。
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 オカカマンも良い感じ(o^^o)

 何度か一手目を留めるが、一番良い時はスタティックに手が出せた。二手目は出そうで出なかったが、全く無理って感じでは無かったので、次回も頑張ってみようと思う。

 オカカマンが、最後に「ミティゲーション」がしたいと言うので下流へ行くと、saka師匠がキケンフェイスでプロジェクトを打ってた。
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 相変わらず貪欲なsaka師匠。

 私はもう疲れたので見学を決め込んで、オカカマンのトライを見守る。
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 全然出来てないやん∑(゚Д゚)

 軽めとか言いながら結構頑張って仕舞ったが、取り敢えず指皮は温存出来たので問題無し。
 最近、大分イメージが掴めて来た身体意識についても、かなり良い感触が得られたし、確認したい事もキチンとチェック出来たので満足しました。
by kakera365 | 2015-12-21 21:37 | クライミング | Comments(0)

ヒマラヤキャンプ2015報告会

 昨日の夜は、花谷泰広さんによる冒険登山家養成プロジェクト「ヒマラヤキャンプ」2015の報告会に行って来ました。

 このプロジェクトは、花谷さんが20歳の時に行ったヒマラヤでの体験が切っ掛けとなっており、同じ様な思いを抱いたり経験が出来るチャンスを、若いクライマーにも与えたいとの思いから始められたそうです。
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 今回のターゲット。右がランダック、左がランシャール。

 今回は先ず、3人でランダックにトライ。
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 ランダックのナイフリッジ。左後方にサガルマータ(エベレスト)が見える。

 下山後も時間が十分あったので、続いてランシャールに2人で登る。途中、キャンプを張った「ホテルパマルカ」からは絶景が。
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 キャシャールやカンテガのシルエット。めっちゃ綺麗。

 ランシャールの方も見事に登頂して無事下山。

 今回のプロジェクト。色々問題点もあったそうですが、予定の2峰にキチンと登頂して、第1回目としては成功と言えるのでは無いでしょうか。そして、来年の企画も、もうスタートしてます。
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 2016のターゲット「ロールワリン・カン」。

 既に多くの申し込みが殺到してて、かなり熱いメッセージが続々と送られて来てるそうです。

 終了後、花谷さんに握手して貰い、一緒に写真を撮って頂きました。
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 何時も笑顔の花谷さんと。

 花谷さんは何度会っても「笑顔が素敵だなぁ」と思います。私も精一杯笑ってる積もりなんですが、引き攣ってますね( ̄~ ̄;)


 先輩から受けた恩や教わった技術、情熱を、後輩へ引き継いで行くと言う事は、どんな世界でも一番重要な事だと思います。この繰り返しが連綿と続く事で文化と言うものが育まれ、熟成されて行くのだと思います。
 私も仕事や趣味に於いて、出来るだけそう言う気持ちで後輩に接している積りなのですが、どうも口が悪いのか方法が間違っているのか、敬遠される事が多いので、花谷さんを見習って、少しづつやり方を見直して行こうと思います。
by kakera365 | 2015-12-17 23:42 | クライミング | Comments(0)

大掃除

 今日は王子ボルダールームの大掃除。
 前日に早朝から深夜まで用事で出掛けていた私は、少し遅れて昼過ぎに行きました。

 到着すると、壁の一部を外してボルト穴の修復作業が行われてました。
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 壁の中を掃除中。

 壁の修理と並行して、マットの搬出と床面清掃を行いました。
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 綺麗に並べ終わった所。

 綺麗になって、初心者向けのフットホールドも追加されて、これでまた楽しく登れます(^ー^)。

 スタッフの皆さん、お疲れ様でした(* ̄∇ ̄)ノ
by kakera365 | 2015-12-13 18:21 | クライミング | Comments(0)

敗退日記

 日曜日は、よこちゃん、オカカマンと豊田へ。
 行き先は、私がどうしても「あすなろ」がしたいと言う我儘な理由で、他の2人の意見は一切聞かずに大楠林道へ。

 駐車場に到着するが、課題の場所を知らないので、凡その方角と嗅覚を頼りに山林に突っ込んでったらアッサリ見付かった。取り敢えず、課題名やグレードは分からないが、直ぐ横の岩でアップ開始。
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 4〜5級のフェース課題。

 左面に綺麗なスラブがあったのでセッションするが、これが良い感じに難しくて面白い。
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 花崗岩と言えばスラブでしょ!

 細かい粒を拾って高度を上げ、若干掛かりの悪いリップを押さえて一抜け。オカカマン、よこちゃんと続く。良い課題です(=゚ω゚)ノ

 さて、本命の「あすなろ」です。
 かなり開いたコーナーにシンクラックが真っ直ぐ走る、超見栄えのする好課題。思った以上にクラックは細く、完全にカチ課題。そして、フットホールドも細かい。
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 見た目も内容もS級ですo(*゚▽゚*)o

 ローテーションでムーヴを探りながら、徐々に高度を上げて行く。
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 半分迄は来ました。

 もう少し行けば、クラックに指が入りそうな所迄は行きましたが、その一歩が厳しい。
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 厳しいけどメッチャ楽しい(*゚▽゚*)。

 結局、私は右手人差し指に穴が開いて終了。3人共同じ様な所で敗退でした。

 お次のターゲットは「かりんと」。先に行ったオカカマンとは別の道で遅れて岩に行くと、オカカマンは未だ一手目も取れて無かった。
 スタートはフラッギングだと言うのでやって見たら、思ったより簡単に出来たが、振られに耐えられずにすっ飛んで行く。また、よこちゃんとオカカマンは、フラッギングが全然出来ないみたいで、正体ムーヴに変えてやってたが、暫くするとオカカマンが、一手目をバチッと止める。
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 流石にやりよるわ( ゚д゚)

 一手目を止めたら、後はガバガバで楽勝かと思いきや、そんなに甘くは無い様で、ランジの体勢にもなって無かった。
 よこちゃんと私も撃ち捲るが、一回も一手目を止められず。厳し〜い!!!
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 プチナイトで頑張りましたが(´Д` )

 「あすなろ」も「かりんと」も凄く良い課題なので、絶対また行って登りたい。
 モチ上がって来たぞ〜(=゚ω゚)ノ
by kakera365 | 2015-12-07 23:59 | クライミング | Comments(0)

ROCK&SNOW070

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 この秋、3つのビッグクライムがあった。竹内俊明による「アサギマダラ」の第3登、倉上慶大の「千日の瑠璃」初登と佐藤裕介による第2登、そして大西良治による台湾豐坪溪の完全遡行。
 竹内君の登攀については今号にインタビューが掲載されており、その中でトラッドへの興味も示され、今後がとても楽しみだ。大西君の登攀については次号に詳細が掲載されるだろうが、これも非常に楽しみで、今からワクワクする。

 然し、今号のハイライトはやはり、倉上君による「千日の瑠璃」に尽きる。彼の徹底したスタイルへの拘りは、感心を通り越して感動的ですらある。グランドアップを諦めて懸垂を実行する時の長い躊躇から、心の葛藤が痛い程伝わって来る。本当に素晴らしいクライマーが現れたものだ。
 そして、あの十一面岩にこんな手付かずのラインが残されていたとは、驚きと共に、先人クライマー諸氏のこの瑞牆と言う岩場に対する開拓の思想に、敬意を表さずにはいられない。室井登喜男が2002年に初登した「霧の中で」から始まり、2008年発表のボールド三部作「愁いの王」「眩暈のする散歩」「果てしなき荒野」に込めた、「ミニマムボルト最後の砦を死守したい」との思いは、心あるクライマー達に引き継がれ、そして今回の「千日の瑠璃」で、一気に花開いた形だ。
 この登攀に対して、内藤さんは「新たな次元のステージ」と書かれているが、本当に今迄の日本のクライミング概念を超越した登攀だと思う。そして、「この登攀に心動かされないなら、クライマーを名乗る資格はない。」との言葉は、少々厳しいがその通りだと思う。
 最早、憧れを持って眺める事しか出来ない私だが、心意気だけは倉上君に近付ける様に精進したい。


 今号にはその他にも、良い記事が多く掲載されており、「ソロクライマーの系譜」「辺クラレポート」、ソニー・トロッターや中嶋徹の記事等は必読だろう。

 毎号こう言う内容なら、気持ち良く1,400円払えるなぁ(=゚ω゚)ノ
by kakera365 | 2015-12-05 11:26 | クライミング | Comments(0)