雪彦山

 先週末の土曜日は、げんちゃんと雪彦山でマルチの練習。
 行ったのは、三峰南東壁「ニッチモ」と不行岳南東壁「サッチモ」の継続登攀。

 練習と言う事で、私は登攀記録等は読まず、一応トポだけは持って行くが、細部は読まずにルートファインディングやギアの選択等は感覚で決めるって方針で始めるが、のっけから「ニッチモ」の取り付きを通り過ぎて少々時間を食ってしまう(´Д` )
 何とか取り付きをらしき場所を発見したので、ジャンケンで勝ったげんちゃんがトップでスタート。1ピッチ目がいきなり前傾壁5.10dの核心らしいが、げんちゃんは2ピン目で早速迷う。
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 右か?左か?

 一旦左に行くが、ピンが遠いので右に行くものの、再び行き詰まった様で、再度左にカムを極めて進んで行くが、相当パンプしてる様だった。
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 見た目よりかなり被ってます。

 上部でもかなりの時間を費やしたが、何とかオンサイトに成功。私もフォローで登って行くが、グレード以上に厳しく感じられ、中間部で前腕がパンパンに張って敢え無くテンション。1ピッチ目で早くもチームオンサイト消滅(つД`)ノ
 その後も、ヌンチャクを6本しか持って行かなかったので、ボルトにスリングを掛けたり、禁断のカラビナ直掛けしたりしながら、お互い担当のピッチをオンサイトで突破して三峰の頂上へ。山頂からは、隣の地蔵岳東稜を登るパーティーが見えた。
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 地蔵岳もなかなかの迫力です。

 懸垂でコルに下降して、今度は「サッチモ」。再度げんちゃんから始めるが、結構シビアなスラブらしく、何度も咆哮が聞こえる。
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 メンタル的にも厳しかったらしい。

 核心の2ピッチ目5.10cは、今度は私の番。最初のボルトが遥か上のハングの上にあり、右から行くか、左から行くか迷ったが、左のスラブのトラバースを選択。腐ったリングボルトにクリップして、ハング下へ入る、ハンガーボルトにクリップしようとするが遠い(´Д` )
 一旦戻って少しフットを上げてから、思い切ってアンダーで立ち上がると届いてホッと一安心。上部はライン取りにやや迷うものの、難易度は落ちてサックリオンサイト。
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 フォローして来るげんちゃん。

 最後はノーピンのスラブをスタスタ上がって、取り敢えず全ピッチをオンサイトで完登。
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 お天気イマイチでした。

 締めに雪彦山最高峰の大天井岳山頂を踏んでから下山。雪彦温泉で汗を流してから帰りました。


 げんちゃんとは、昔から良く一緒に登ってたけど、今回初めてマルチに行ってみて、色々と課題が浮き彫りになった。先ず、ルートファインディングが下手糞。そして、ギアの選択が滅茶苦茶。脆いホールドに神経を擦り減らしたし、体力の無さも露呈。そして何より、私の登攀力が低過ぎる(´Д` )
 ただ、今回一緒にマルチに行った事で、お互いの長所も短所もある程度理解出来たので、今後改善も図れるし、弱点はフォローし合えればそれなりにやって行けそうな気がして来ました。

 お互いマルチの経験は未だ未だ浅いので、切磋琢磨しながらレベルアップして行ければ良いなと思います(=゚ω゚)ノ
by kakera365 | 2017-09-25 23:39 | クライミング | Comments(0)
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