久々に興奮&感動

 ウィンブルドンが始まった。
 昨日の深夜に、NHK総合でクルム伊達公子vsキャロライン・ウォズニアッキの試合が放送されていたので、まぁ折角だからと、ギネスを飲みながら観戦していた。私は別に伊達公子のファンでも無いし、大体38歳で13年振りのウィンブルドンで、世界ランク9位の18歳に勝てる訳も無いだろうと、それ程期待もせずに見ていた。
 しかし、新装されたNo.2コートでのゲームは一進一退の好ゲームで、共に相手のサービスをブレイクする等、第1セットからドキドキさせられる展開。後半ややウォズニアッキに傾き掛けた流れを、老獪なテクニックで引き戻し、何とワンセットアップ!
 第2セットも早々にブレイクに成功し、第4ゲームを終わった時点で3-1。このまま勝ってしまうのでは無いかと、妙に応援に力が入る。が、しかし、徐々に動きが悪くなって行き、そのまま第2セットを取られてしまう。第3セットに入ると、右太腿に痙攣を起こし、途中でトレーナーを呼んでアイシング&マッサージをするも回復せず、そのままズルズルと負けてしまった。最後は足を引き摺る様なプレーで、見ているのが辛かった。

 1996年のウィンブルドン準決勝で、女王グラフと2日間の激闘を演じた日が思い出される。あのゲームは雨でのサドンデスが無ければ、伊達が勝っていたと思う。あれから13年の月日が経ったが、また同じ興奮を与えてくれるとは思いもしなかった。
 人によっては「年寄りが無理して」と思うかも知れない。でも、年齢に関係無く、何事にも精一杯頑張っている姿を見るのは、とても感動する。世界レベルの伊達と比べるのは失礼だと承知しているが、自分も良い歳だが、若者に負けない様、精一杯頑張って行こうと思う。
by kakera365 | 2009-06-25 23:53 | スポーツ | Comments(2)
Commented by ako at 2009-06-26 02:15 x
復帰したての伊達公子をテレビで見て、若い、いつも上を目指してるツヨツヨボルダラーがブログでテニスを楽しんでる姿に感動したと書いていた。若者にも勇気を与えてる彼女は素晴らしいですね。
Commented by kakera365 at 2009-06-26 20:38
 幾つになっても、どんなレベルになっても、精一杯頑張って、彼女の様に笑える人間でありたいと思います。
<< 確かな光 読んでみませんか~その一 >>