読んでみませんか~その一

 ネタ不足を補う企画第二弾、私が読んで面白かった、感動した本を紹介するシリーズです。
 タイトルは、「面白かった本」では個人的な感想でしか無いし、かと言って「お勧め本」だと押し付けがましいし、何だか偉そうだ。ましてや、「読め!」なんてタイトルにした日には、炎上する可能性大。って事で、ちょっと低姿勢で控え目にしてみました。
 さて、記念すべき第一回目に御紹介する本は、、、

e0069822_2028914.jpg 成瀬陽一著「俺は沢ヤだ!」

 沢ヤには良く知られた成瀬さん。「充血海綿体」等と言う恥ずかしくも怪しげな名前のチームに所属する、日本を代表する沢ヤの一人です。日本国内では飽き足らず、海外へ出掛けて沢に登る、マニアな人で、台湾での遡渓のパイオニアの一人。私は、フリークライマーに尊敬する人はそう多くは無いが、沢ヤには何故か多い。成瀬さんは、そんな中の一人です。
 で、内容ですが、要するに沢登りのオンパレードなんですが、登攀内容の素晴らしさ、写真の美しさには心奪われます。しかし、ただ沢登り一辺倒では無く、沢登りを始めた切欠や、自給自足の百姓生活、高校勤務での生徒との交流、生物(特に鳥類)への畏敬の念、そして愛する家族について、著者の深い思いが描かれています。
 フリークライミングがスポーツ化、ゲーム感覚化して行く今、自然や山に対してこれ程の思いを抱いて登る人は少なくなって来ています。まあ、それがフリークライミングと沢登りの差と言ってしまえばそれまでですが、それでもやっぱり自然の中で遊ぶ以上は、自然に対して真摯で居たい。そう言う意味で、今時のフリークライマーにも是非読んで欲しい一冊です。
by kakera365 | 2009-06-23 22:42 | Soliloquy | Comments(0)
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